2022年2月11日金曜日

【97】iRods:Storage resourceを作る・PostgreSQLを確認する

2022/01/14 beginnersマニュアル p.15~です。

iinitの設定で問題がある場合や、ユーザの切り替えの際には、p.16を参照し、irods_environment.jsonファイルを削除して、再度正しく接続しましょう。

$ iexit full

$ rm ~/.irods/irods_environment.json


AliceとBobbyのユーザ作成、パスワード変更まで順調に進みます。


それでは、iadminをつかって、AliceとBobbyが操作できるようなセットアップをしてあげることをやってみます。/var/lib/irods/new vaultにストレジリソースを作ります。

p.16~ Let's create a storage resource so that Alice can try out iCommands in the next subsection. When we installed iRODS, the setup script created an initial iRODS storage resource, demoResc.

Please Note - demoResc is not for production use, but we will use it for training purposes.

$ iadmin mkresc newResc unixfilesystem 'hostname':/var/lib/irods/new_vault

ですが、残念ながら間違った操作をしたことで、エラーになりました。


エラー:$ iadmin mkresc newResc unixfilesystem マシーンのname:/var/lib/irods/new_vault

正しい:$ iadmin mkresc newResc unixfilesystem 自分のサーバーのIPアドレス(マシーンのnameではありません):/var/lib/irods/new_vault

(94回目をご参照:http://irisawadojo.blogspot.com/2021/11/94irodsicommand.html)

もう一度、正しいhostnameにしてnewRescを作ってみたら、すでに存在している...

ということで、マニュアルを参照して、他にストレジリソースを作って実行する手もありますが、以前newResc(new resource)の代わりに別のResc(95回:wonResc)を作成したところ、あれこれうまく進まないことがあったので、今回は間違って作ったnewRescをデータベースから削除して、マニュアル通りに進めていくことにします。

まず、p.9~10を参照して、PostgreSQLの中から、new_vaultフォルダの中のnewRescを削除するか、iadminを使って削除するかを判断するために、PostgreSQLの中を調べることから始めます。MySQLとは構文が違うので、PostgreSQLの構文は神業(=みんなでググる~とQuiitaさん)で進めていきます。

su権限でPostgreSQLに入ります(ここからは、psqlと書きます)

$ sudo su - postgres

$ psql

postgres=# \l (逆スラッシュエル・存在するデータベースを表示する)

postgres=# \c ICAT (p.10で作成したirods用のデータベースICATに接続)


ICAT=# \dt; (ICATの中のテーブル一覧を見せて)

ICAT=# select * from r_resc_main; (r_resc_mainというテーブル内のデータの一覧をみせて)

としてら、私たちが間違って作ったnewRescが入っていました。

(postgresだけではなく、sqlの操作もグーグルとQiitaに頼ってきていますので、ご容赦ください。恥ずかしいですが、ワレワレはsqlの操作方法など、身に着けていません。)


ということで、newRescのデータの場所が確認でき、中身が空っぽになっていることもわかりました。やはり、間違って作られていました。

iadminで削除したものと、postgresから削除することの相違を確認ができないため、今回はpostgresからnewRescを削除せず、iadminを使って削除することにしました。

ICAT=# \q (ICATデータベースからquit)

$ exit (postgresからexit)

「iadmin rmresc Name」でstorage resourceを削除することができます。(参照:https://docs.irods.org/master/icommands/administrator/)

$ iadmin rmresc newResc

これで、newRescが削除されたことを再度確認します。



ということで、遠回りしましたが、再度newRescを作成し、成功しました。


その後、5.2 Logging In with Aliceと5.3 Basic Navigationを済ませました。


次回は5.4 Working with Data Objectsから作業します。

もう昨年のことですが、当初、マニュアルの6.3 Building a Treeを実行していた際に、【96】iRODSのVirtualization失敗になったため、今、みんなとワイワイと復習をしているんです。細かい説明がないところは、前回までのブログやマニュアルをご参照ください。
手探りではありますが、少しずつirodsの働き方やデータベースの構成などがわかっていく気がします。

次回は2/7(金)です。よろしくお願いいたします。

(p.s この記事作成が1か月も遅れてしまい、申し訳ありませんでした。間違った記述などは、発見した際にその都度修正していきます。)


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