2021年1月22日金曜日

【76】Alfrescoレコマネ続編パート3?4?

 今日は参加者が少ない感じですが始めましょう!!
※だんだんと皆さん集まりました!お仕事お疲れ様です!!
…でもなんか中心メンバーがお疲れ気味のようで…負けないぞ!!やるぞ!!

まずは、H氏よりAlfrescoの機能と成り立ちの説明からこれまでの復習です。
DoD5015(https://www.archives.gov/records-mgmt/initiatives/dod-standard-5015-2.html)についても解説していただきました。

それでは本番です!

前回カットオフを設定したので、その確認からスタートです。
が、どこでそれを確認するのか、そもそもどのな表示になるのか判らずです。

右メニュー欄「処理」に「カットオフの削除」があったのでそれを押して見る。
これは失敗だったか??そもそも「2020年度採用」フォルダで設定していたので、フォルダのなかのファイルでどうのこうのでなかったのでは??視覚的・感覚的につかめないのでマニュアルを参照します。

「これ見てから削除すればよかったわ!あほやったな!!」

「そもそも、マニュアル通りに進めてくれば良かったんじゃね?」

・・・・・・・・

だな。そうだな(灰色

…ってことで、はじめからやり直すことにしました!

※以下「~」までは読み飛ばしていただいて結構です。
※いつも?こんな回り道をよくしているのです…その一端をさらします。

adminで入って「管理 記録」(Record Manager)がレコードマネージャーだということを確認。
Record Managerでログインし、ダッシュボードからサイトの作成に。
しかし、”レコード管理サイト”は一つしか作成できないことに気づきました。
そこで、改めて”hira”で再度ログインし、”レコード管理”にはいります。

 管理 記録(Record Manager)→ユーザーの役割の設定→サイトへのユーザーの追加
を実行し、Record Managerで再度ログイン:hiraは全ての権限を持っているから

ログイン後、レコード管理→グループを選択:A部→権限を設定:ここでは投稿者を設定→サイトメンバー→権限を確認:管理記録(マネージャー)以外”投稿者”になっていることを確認。

ファイルプラン等を設定しようとするも、Permission~で拒否。理由が不明なため、adminで再度ログイン、”レコード管理”を確認すると当然adminなので、保管プラン等、全ての権限を付与されていることを確認。

なぜ出来なくなったのか。。。”A部”に入れてどうのということが問題では?ということで、”A部”グループから削除。が、無理。なぜだ~!!!あっ!“hira”でサイト”レコード管理”を作成していたことを思い出す。“hira”の権限を変えたりするとぐちゃぐちゃに。。。

~~~

ってことで、ユーザーを作り直すことに。

Adminでログインしたままで、”レコード管理”のサイトを削除し、改めて同サイトを作ろうとした時に気づきました。公開レベルが選択できないことを。つまり、何かしら制限されているのではということになります。ここではこの検証はしませんでした。後の課題です。

この問題は置いておいて、とりあえず新規ユーザーで”レコード管理”を作成し、ユーザーを追加していきます。ここでは、”madogiwa”を投稿者に、”部長”も同様に投稿者として追加しました。

レコード管理に戻り、”新しいカテゴリ”をクリック→名前→タイトルを設定します。
ここで、カテゴリごとにリテンションスケジュールが決まるということで、どのように振り分けるかについて議論になりました。
 問題となったのは、カテゴリ内に入れたフォルダがカテゴリに設定したリテンションスケジュールに縛られるということです。個々のフォルダ・ファイルには設定できないのです。例えば下図のように、階層を作成した場合、

カテゴリに設定したリテンションスケジュールにフォルダ(内ファイル)は縛られることになります。フォルダは2019年と2020年のフォルダになりますので、これを一律のスケジュールとするには問題があるということで議論になりました。しかし、

ここで、新たなことが判明します!カテゴリのなかに新しいサブカテゴリを作ることができまそした!!!yes!!!よって、カテゴリ毎にリテンションスケジュールが設定される問題は、これで解決です。

そこでまずは、

予算(カテゴリ)→予算2019(サブカテゴリ)→計画・配分(フォルダ)

としました。

カテゴリ”予算”の保管ステップを選択し、設定。

次に、メタデータの編集から”保管権限”:ここでは「記録管理規程」など:を設定。

次に、予算2019の保管スケジュールをしようとするも、出来ず…
そこで新たに”予算”の下にサブカテゴリ”予算2020”を作成し、“保存スケジュールの作成”を選択すると編集可能になりました。

つまり、カテゴリを作成し、保存スケジュールを設定した後に、サブカテゴリを作成し、保存スケジュールを設定するという手順を踏むことで、エラー無く設定することができることがわかりました。今日の収穫はこれ!
さらに言うと、例えdemoでも、きちんと後先を考えて設定するということ!これほ~んと大事!!

読んでいただいている方にとっては、

「は~??Thats All??????」

ってなると思いますが、我々にとってはとても大きな収穫なのです!!

ってことで、お疲れ様でした!!

次回は、2月5日です。

※盛りだくさんの内容だったので、欠落があるかと思います。ご指摘ください。

2021年1月12日火曜日

【75】Alfresco レコマネ機能の続き

 あけましておめでとうございます!

  • (o’v’)・.。*ァヶマシテぉめでとぅ*。.・(‘v’o)

コロナ禍で大変な新年となりましたが、道場では幸い誰も感染者は出ず、新年を迎えました!パチパチパチ! 新年も大人の勉強会頑張ります〜

さてさて、今日もAlfrescoの続きで、レコマネ機能を確認します。レコマネ機能とは、作成した文書を記録として宣言し、管理するものです。ですので、記録として宣言したあとは修正・変更ができないと思われます。今日はそのへんの流れと機能を試してみます。

日本語の文字化け

その前に、日本語環境を整えるためには、文字化けを治す必要があります。いつものブログ参考にします。http://labo-blog.aegif.jp/ 

以下はhttp://labo-blog.aegif.jp/から引用し、まとめたものです。いつもaegifさんにお世話になっています。ありがとう!

まず、libreofficeのためのDockerをインストールします。docker-compose.ymlのあるディレクトリにlibreofficeディレクトリを作成し、以下のDockerfileを作成します。

FROM alfresco/alfresco-libreoffice:2.1.0
 
USER root
 
RUN yum install -y \
            ipa-gothic-fonts \
            ipa-pgothic-fonts \
            ipa-mincho-fonts \
            ipa-pmincho-fonts \
           &&yum clean all
 
USER libreoffice

その後、docker-compose.ymlの、以下の部分を
libreoffice:
    image: alfresco/alfresco-libreoffice:2.1.0
    mem_limit: 1g
    ...

以下のように変更します。
libreoffice:
    
    build:
        dockerfile: Dockerfile
        context: ./libreoffice
    mem_limit: 1g
    ...

これで、実行してみますが、結局文字化けは解消できませんでした。キャッシュなどの問題でうまく行かない可能性があるようなのですが、キャッシュを削除する作業をすると以前のデータは消えるらしい。

そこでライセンスの問題かなと思い、docxファイルではなく、odtファイルをアップしてみました。そうすると日本語のレビューがAlfresco上で表示されるようになりました。しかし、どうすればdocxファイルを見られるようになるかはわかりません。

aegifさんのブログには、「Azure PortalでMicrosoft 365の連携設定を行う」という記事があるので、おそらくお金が要るだろうなとくらいにして、我々はこの問題はパスします(笑)。

レコマネ機能の確認

バージョンは異なりますが、以下のガイドが参考になります。
Getting Started with Alfresco Records Management(Enterprise Edition 3.2r)

我々はとりあえずAlfrescoを色々試していたのですが、結局はガイドをみると、以下のような流れがあるようです。
  1. Log in 
  2. Designing the File Plan
  3. Create a disposition schedule
  4. Filing items to the File Plan
  5. Declaring a record(メタデータ付与)
  6. Managing records folders
  7. Managing records
  8. Searching for records
  9. Manage the Records Management
実際の我々の作業は結構右往左往しましたけど、結局やったことは下記のシナリオ通りのことでしたので、その順番で整理してまとめます。ガイドにも似たようなシナリオで説明されています。
  1. ファイルを作成し、ワークフローを開始・稟議
  2. 承認(レビュー)を得る→業務修了
  3. レコード管理サイトを作成
  4. ファイル計画(File Plan)を作成:シリーズや、分類、フォルダを作成
  5. 保管スケジュール(Disposition instructions)を作成
  6. 文書をアップロードし、記録を宣言(declaring records)

ワークフローを開始(稟議)、承認を得る。
社員平が、作成した文書を、係長にレビューしてもらうことにしてみます。社員平でログインして、該当文書をアップロードしたあと、ワークフロー開始メニューを押して、レビュー条件を入力します。この作業は以前やっているので、省略します。ブログ69をご覧ください。https://irisawadojo.blogspot.com/2020/10/69alfresco.html

しかし、ここで注意することが一つあります。
以下は、係長の画面ですが、承認するアイテムが見えません。これは社員平が自分のサイトで、レビュアーにそのファイルを見られるように権限設定を行う必要があります。「あなたのファイル」の右側に「権限の管理」があるので、そこで該当ファイルの権限を設定できます。


レコード管理サイトを作成
一応これで、文書を作成し、承認したことで業務が修了したというシナリオが完了しましたので、次は、それをレコマネに渡す作業に移ります。

サイトメニューから「レコード管理サイト」を作成します。


作成すると、上記絵の背景にあるあなたのサイトにレコード管理サイトが現れます。
サイトに関係するメンバーも設定します。メンバーの役割には以下のようなものがありますが、我々は係長が所属しているA部を管理者で設定してみました(実際こんなことはありえませんが‥笑、適当です。)
  • マネージャ:サイトのすべてのコンテンツ(本人とサイトの他のメンバーが作成したコンテンツ)の全権限を持ちます。
  • 共同作業者:本人が所有しているサイトコンテンツについてはすべての権限を持ちますが、他のサイトメンバーが作成したコンテンツについては編集権限のみで、削除権限はありません。
  • 投稿者:本人が所有しているサイトコンテンツについてはすべての権限を持ちますが、他のサイトメンバーが作成したコンテンツについては編集も削除もできません。
  • 利用者:サイト内での表示権限だけを持ち、自分のコンテンツは作成できません。
  ※https://docs.alfresco.com/using-ja/references/permissions_share.html


ファイル計画を作成
ここは、組織の機能分類や、カテゴリ、フォルダなどを設定するところです。事前に組織内でどのような分類を設けるかの計画がないと入力せきませんね。まさに記録管理です。我々はテストで以下のように、2020年度採用>募集というフォルダを設定してみました。保管スケジュールは2020年度採用のレベルで行います。


保管スケジュールに起算日(カットオフ)と保存期間を設定し、処理内容を記載します。我々は次回の道場でテストを行うため、13日後破棄という設定にしてみました。


文書をアップロードし、移動
次は、業務が終わったファイルにメタデータを登録し、レコード管理サイトへ移動し、記録として宣言します。
以下のように未完了のレコードに、右にあるメタデータ編集メニューを利用して、メタデータを入力します。結構細かく入力するので、我々はパス(笑)しました。



ちゃんとしたメタデータ付与された画像がガイドの21pにあるので、ここに引用します。↓


メタデータ入力が完了したら、該当するフォルダへ移動することで、レコード宣言できます。一旦レコードとなると変更ができないようです。ここで変更ができるか色々いじってみましたが、できないみたい。変更できると改ざんになるよねと、若干議論になりました。桜〜桜〜が思い出すところです。笑


とりあえず、ここまでできました。なんとなく理解できた気がします。でも、大人の勉強会の醍醐味は2週間経つと誰も覚えてないということでしょうか。でも誰も怒りません。道場の良いところです。( ̄▽ ̄;)アハハ…

今日はここまでです〜

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次回は1月22日です。

皆、家で一人で遊ばないで一緒に遊びましょう!待ってまーす。


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