2018年12月14日金曜日

【24】OAISとArchivematicaの機能を比較

寒いっす!
でも大人の勉強会は始まりました。
雨にも負けず、風にも負けず、頑張ります!

今日は、前回の続きです。
Archivematicaの機能とOAISを比較しながら、OAISに関する理解を深めます。

まずはこれから↓
ArchivematicaとOAIS参照モデルの対応関係(スライド49枚目)
https://www.slideshare.net/Archivematica/digital-preservation-with-archivematica-an-introduction

ちゃんと対応関係が出ています。49枚目のスライドがこれ↓


OAISでいう長期保存
1)技術の変化にデータが耐えられる(読める、証拠として機能する)
2)Consumerの立場で読めるようなデータでなければならない。利用者の要求に答えられるような形でなければならない。

以下はマゼンタブック(https://public.ccsds.org/pubs/650x0m2.pdf)で説明する3つのデータパッケージの関係です。この3つがContent Informationとなります。



このContent Informationは、さらにPDIと合わさってパッケージとなります。これにさらに、ISAD(G)などのようなDescrptive Informationが加わることになります。


PDI(Preservation Descriptive Informatiom)の要件(5つ)
  • Reference Information:UUIDのような参照情報
  • Context Information: Content Informationの関係をMETSに構造情報として記述する
  • Provenance Information:データがどんなん出処からできてどんなふうに作成されたかを記述。PREMISの辞書を利用。
  • Fixity Information:不変性、チェックサム
  • Access Rights Infortmation:アクセス権限、PREMISに記述

このPDIはTransferからAIPが作成する過程で、どんどん情報が加わる。


Archivematicaのシステム概念図↓

https://digitize.library.ubc.ca/digitizers-blog/how-we-digitize-digital-preservation-2/

Archivematicaの画面↓では、左側にmicro serviceというのがあって、各機能でどんな処理をしているかが表示されます。これはingestのときの画面です。




実は、いろいろ沢山メニューを勉強しましたが、全部かけませんでした。
まぁ、あとは各自資料を読むことですね。
今日のOAISの説明でガソリンなしで頑張ってくれたYoさんに感謝!パチパチパチ

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次回は、2019年1月18日(金)です。
1)Archivemaiticaのpreservation planning, Access, Administration の機能
2)Pipelineについて
勉強します〜。皆様よいお年を!

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