2020年12月17日木曜日

【74】Alfresco:番外編、レコマネ機能でUser表示

第68回<https://irisawadojo.blogspot.com/2020/10/68alfresco.html>で書かれた「アイテム読み込み時のエラー」は、レコマネ(AGS)でも解決する必要があります。

その解決策がわかったので、番外編として記します。

 バグの修正は、

  1. Dockerfileを作成:docker-compose.ymlと同じディレクトリに"vi(または、nano)"で作成し、
  2. 以下の内容を記載
    FROM alfresco/alfresco-governance-share-community:V3.3.1.x-latest

    ARG TOMCAT_DIR=/usr/local/tomcat
    # Patch for https://github.com/Alfresco/acs-community-packaging/issues/367
    RUN sed -i 's@<show-authorization-status>true</show-authorization-status>@<show-authorization-status>false</show-authorization-status>@' \
       $TOMCAT_DIR/shared/classes/alfresco/web-extension/share-config-custom.xml
  3. docker-compose.ymlの記載、
    share:
         image: alfresco/alfresco-share:6.2.0
      mem_limit: 1g
          environment:

    を、以下に修正。インデントに気をつけます。
    share:
           build:
                 dockerfile: ./Dockerfile
                 context: ./
           mem_limit: 1g
                 environment:
  4. 再度、端末からdocker-compose upで完了
  5. Administratorでログインし、管理ツール→ユーザーで"%"で検索すると、demoで入っているユーザーを含め、こちらで登録したユーザーも確認できました。
2.の最後の行は、$TOMCAT_DIR/webapps/share/WEB-INF/classes/alfresco/share-config.xmlでもおそらくOKです。
3.については、image:以下は不要です。というのも、Dockerfileに書いたFROM以下からPullするように、build:で書いているからです。



以上です。それでは皆様、寒くなってきたのでお体に気をつけて。

補足

alfresco-governance-repository-communityとalfresco-governance-share-communityのVersion指定は、OSに関係していました。
Ubuntu 18.04→V3.3.1.x-latest
macOS Catalina→V3.3.0.x-latest
です。Windows 10などお調べいただければ助かります。



2020年12月11日金曜日

【73】Alfresco:レコマネ機能を試してみよう!

 今日は、前回から今日までのあいだに、優秀なエンジニアH氏が成功したレコマネ機能を追加するところから始めました。

♪♪さ~いってみよう♪♪

が!!あれれ???何故かエラー・・・

どうやら、【68】10月24日付本ブログの問題にあたった??ようですが、うまくいかずでして。。。

われわれはそんなことでは負けません。スキップスキップ、問題はスキップです。H氏が成功したマシーンでレコマネ機能を試していきます。

気を取り直して!! docker-compose up !!


マニュアルを参照しながら取り組んだのですが。。。実際のところ問題なく動きました。よね?
マニュアルは、”Alfresco Governance Services 3.2”を参照しました。アプリの日本語訳が英語のニュアンスと合致しないことから、いろいろと議論しながら進めました。具体的には、

"Getting started with Governance Services""Life cycle of a record""Getting started for Records Managers"の機能を試してみました。
手順毎に、操作方法について動画が添付されていますので、それを確認しながら進めることができます。
(※道場のメンバーはなぜか、こういったところでこだわりを出し、結果、仮称や仮の設定で揉め出す。。。あれってなんなんすかね)

Records Managers”を始める前に、サイトの作成など、事前設定を行います。
管理ツール”にある“ユーザー”から”新しいユーザー”を追加していきます。
次いで、“サイトの作成”で適当なサイトを作成します。その際、サイトタイプ??で“DOD5015.2”を選択しました。これで、サイトが作成され、ユーザーの追加・追加したユーザーの役割を設定していきます。

ここから、本日の本題にはいっていきます。
”整理保管プラン”(File Plan)で適当なプラン、ここでは動画にならって「健康管理」を作成し、それに保管スケジュール、保管スケジュールの段階、フォルダの追加やユーザーの権限を設定していきます。
この作業については、マニュアル以上に書きようが無いのですが。。。とにもかくにも、この作業で困ったのは、重複しますが、原点がどの日本語訳に当てられているのかとても分かりにくく、その照合が大変でした。
そして、意味?区分け?がよく分からない点もいくつかありました。例えば、

”title””name”

などなど。日本語にすると、同一になるものもあり、実際、重複する選択項目があったりしてその点はとても分かりにくいです。

全く身の無い、内容ですみません。とはいえ、ユーザーの検索がエラーになった以外は、一歩進められることができ、有料版ではなくてもレコードマネージメントで使用できそうな感じ?が見えたので今日は充実してたなと思います。
感想を書いている感じですが。。。そもそもこれを書いている拙H(優秀エンジニアとは別人)は、途中で主夫業に戻る必要があったので、退出してしまったことがこうした感想文になったことの最大の要因かと。。。出しゃばってすみませんでした。

次回は、来年1月8日です。来年は本当に良いお年を!と祈るばかりです。


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