2018年9月21日金曜日

【20】AtoMの画像を復活させる

雨です。最近道場の日には雨が多い気がします。眠くて帰りがちょっとめんどくさい日ですが、なんとか頑張りましょう!

今日のミッションは、 AtoMのGoogleユーザーフォーラムへの質問に対する答えについて考えます。今までやってきた作業についてArtefectualの担当者(Danさん)へ質問をしました。その質問と答えは以下をご覧ください。
https://groups.google.com/forum/#!topic/ica-atom-users/OWFFysVAdnk

質問と答えを簡単に要約するとこれ↓です。

質問1)
DIP をAtoMに入れたらターゲットにしたトップレベル(Fond)以下の記述がないので、それを CSVで追記しようとしたら、 追記されず新しいものができてしまった。追記する方法は?

答え1)
現状では無理。工夫すればできるかも。事例としてArchives Canada、British Columbia Archivesでは、複数のCSVを利用して階層記述を更新している。将来的には、DIPをAtoMの階層記述にそのまま当てはめることができるようになる。

質問2)
ignore match create new... (後記:実はこれはdelete matches and replace recordsの間違いです)のオプションで記述を入れ替えたら成功したが、DIPのサムネイルの画像が消えてしまった。どうすれば良い?

答え2)
画像を入れる方法をコマンドで教えてもらいました。以下を参照)
https://groups.google.com/forum/#!topic/ica-atom-users/OWFFysVAdnk


とういうことで、今日は答え2のコマンド操作をやってみます。画像が消えた場合の対処方法を考えます。


【今日の作業】
  1. AtoMの環境設定: ISAD(G)の必須項目+repositoryにデータを入れておく 。
  2. ArchivematicaからDIPを作ります。(今回はobjectを2つ入れます)
  3. AtoMのslugはmatica-to-atom
  4. DIPをこのslugに目かけて入れます。
    今日は、なぜかArchivematicaで生成したDIPのAtoMへのUploadがうまく行きません。今日AtoMのUbuntuを更新しているが、もしかしてそれが原因か? ふむふむ…わからん。 ここで、例の時間です。ぱらぱぱんぱん〜ぱらぱぱんぱん〜ぱらぱぱぱ〜(5分、いや3分 クッキングです。笑)
  5. やっと原因判明!qtSwordPluginが動いてなかったことが判明しました。以前も同じことで悩みましたね。(笑)AtoMを再インストールした際には、必ずSword pluginにチェックを入れることを忘れないようにしましょう。
  6. AtoMに無事DIPが登録されたので、次に進みます。(やっとここからが本番です!)
    とりあえず、AtoMに記述をCSVを利用して追記します。以前実験したように、AtoMからexportしたCSVの第2条件をあわせてignore mathces and create new…のオプションにチェックをいれてフォンドを書き換えます。

    ここでまた… ぱらぱぱんぱん〜〜ぱらぱぱんぱん〜ぱらぱぱぱぱぱぱぱぱ〜┌(=^‥^=)┘♪└(=^‥^=)┐♪

    実は、ここで追記がうまく行かず、大分時間を費やしてしまいました。やっと気づいたのは、AtoMでimportする際のオプションは、ignore mathces and create newではなく、delete matches and replace records…だったのです。(;゚Д゚)
  7. その後、実験を続けていましたが、途中で画像がうまく登録されない現象の種類を色々試したりして、時間切れになってしまいました。
結局今日は、答え2でArtefectualのDanさんから教えてもらったSymphonyのコマンドを試してみるまではたどり着きませんでした。ヒューーーー(TдT) ウゥ…

※後日追記
AtoMのコマンドラインをまとめたスライド



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ということで次回は、答え2のコマンドをやります〜







2018年9月7日金曜日

【19】AtoMへのArchivematicaのDublin coreメタデータをアップロード

道場はじまりました〜
今日は始まる前から充電満点にして行きます。えへへ〜

今日もAtoMへのDIPのアップロード、そして、Archival Descriptionを追記する作業をやります。(これ、いつ終わるのかな〜〜〜)

まず、DIPをAtoMに入れて、LegacyIDをつけてみます。
今日入れるのは、shumuta0824(5objects)のフォルダーです。
では、DIPを作ります〜
(ぱらぱぱんぱん〜ぱらぱぱんぱん〜ぱぱらぱぱぱぱぱ わかりました?キューピーの5分クッキングです。)

AtoMのフォンドのslugに目かけてDIPをアップロードします。
予定通りシリーズが2つ追加されました。
次は入れたDIPをCSVでexportします。


ちょっと待った!
ここで、いつものように議論が始まりました。

”前回は第2条件をあわせて書き換えてしまったけど、やはりフォンドを消して再作成するのはどうかと思う…今回は書き換えるのではなく、追記したい!”
(やれやれ…前回の作業で一旦落ち着いたはずですが、2週間後、気持ちが変わったらしいです。( ̄▽ ̄;)アハハ…)

そこで、ArchivematicaのDublin coreのメタデータをAtoMに継承させる方法をやってみます。
マニュアルはこちら↓

【実験】
  1. Archivematicaで metadata.csvを作成して、objectと一緒にimportします。今回は、画像1ファイル、ワード1ファイルの2つのobjectを、DCのメタデータが入っているCSVと一緒にArchivemeticaに入れます。この時はCSVのcarriage returnを消してあげます。今回はSakura Editorを使います。Sakura EditorからCSVを開けて改行コードLF(Unix)に設定して、別名で保存する。これでゴミがなくなります。
  2. CSVファイルの名前はmetadata.csvにする。(必須)
  3. フォルダの構造は以下のように揃えておきます。
    metadata>submissionDocumetation(ここにCSVを入れる)
    objects>画像フォルダと、ワードフォルダが一個ずつ
    最終的には、metadataフォルダとobjectsフォルダが2つ見える状態になります。
  4. この状態で、ArchivematicaからDipを作成します。この時にフォルダのアクセス権限を変更してあげないとAtoMからフォルダが見えません。
  5. DIPを作成する際に、このセットになっているフォルダをarrangementに入れるとmetadataフォルダは見えず、objectsだけが見えます(なぜ?)が、
  6. そのまま進んで、作成したDIPをAtoMにアップロードします。
  7. DCの情報が反映されました!(反映されたかは、AtoMのCSVをexportして確認しましょう。)

【今日の結論】
ArchievmaticaのDCmetadataが反映されることが確認できました。なので今まで悩んでいたArchival Descriptionの追記はこの方法でできることがわかりました〜 パチパチパチ!!




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次回
一度システムをきれいにします。
AtoMにCSVをimportした時に画像が消える問題を検討します!




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