2021年11月19日金曜日

【95】iRODSのUsing iCommands

BEGINNER TRAINING WITH iRODS 4.2

Chapter 5  
Using iCommands (pp. 14–23)まで完了。

次回は、
12/3(金)
です。 

2021年11月6日土曜日

【94】iRODSのiCommandを実行し、ユーザを作ってみます

前回まで「Chapter 4 Installing iRODS」 が終わりました。

BEGINNER TRAINING WITH iRODS 4.2https://github.com/irods/irods_training/raw/master/beginner/irods_beginner_training_2019.pdf)の

BTマニュアル14~15ページです。

5.1 Administrative Operations

Ubuntuが起動されたら、iRodsの管理者=admin=rodsadmin=ユーザも作れるし、resourceのセットアップなどができる「rods」のアカウントを利用して、iRodsサーバーにつなげます。

iRodsをインストールしたら、homeディレクトリの下位に/home/ubuntu/.irods/フォルダが作られています。

$ iinit

One or more fields in your iRODS environment file (irods_environment.json) are missing; please enter them.

Enter the host name (DNS) of the server to connect to: (自分のサーバのIPアドレス)

Enter the port number:1247

Enter your irods user name:rods

Enter your irods zone:tempZone

Those values will be added to your environment file (for use by

other iCommands) if the login succeeds.

Enter your current iRODS password:rods


そうしたら、/home/ubuntu/.irods/フォルダの中に、入力したユーザの情報などが書かれた環境設定ファイル「irods environment.json」ができます。
(前回はなぜか、この情報を聞かれることがなかったので、錯綜しましたが、今回は問題なくすすむことができました。)

次は、マニュアル通り、aliceとbobbyという、新しいユーザ(普通のユーザ)を作ってみます。

$ iadmin mkuser alice rodsuser

$ iadmin moduser alice password passWORD

$ iadmin mkuser bobby rodsuser

$ iadmin moduser bobby password passWORD

これで、問題なく、aliceとbobbyができます。

次は、iadminを使用して、ローカルホスト上にunixfilesystemタイプの2つ目のリソース「newResc」を作成し、/var/lib/irods/new vaultにマウントしてみます。下記の画像のように、新しいresourceができます。

BT mアニュアル P. 15

新しいresourceができたかは、以下のiコマンドで確認します。
$ ilsresc


できていました!

iRodsにAliceとしてログインするためには、いったんログインしていたrods(admin)がiRodsからログアウトして、rods用の環境ファイルを削除する必要があるとのことです。

$ iexit full
$ rm ~/.irods/irods_environment.json

$ ils は(のちに)データ・オブジェクトやサブコレクションをリストアップするiCommandですが、ログインしているユーザのディレクトリを調べるために打ってみました)

5.2 Logging In with Alice

では、アリスとしてログインしてみます。
(上記のiRodsのログアウトを行っているのが前提です)

$ iinit
One or more fields in your iRODS environment file (irods_environment.json) are missing; please enter them.
Enter the host name (DNS) of the server to connect to: (自分のサーバのIPアドレス)
Enter the port number:1247
Enter your irods user name:alice
Enter your irods zone:tempZone
Those values will be added to your environment file (for use by
other iCommands) if the login succeeds.
Enter your current iRODS password:passWORD


ログインもでき、現在Aliceとしてログインしていることも確認できました。
Aliceのログインパスワードを変更してみます(ほかのユーザも同様です)。

$ ipasswd
Enter your current iRODS password:passWORD
Enter your new iRODS password:alicepass
Reenter your new iRODS password:alicepass

aliceのパスワードが変更されました。

今日はここまでできました!
iRodsがどのように実行されているか、誰がログインしているかがすぐにわからず、エラーの時はどのようにすればいいか、といった説明もまだ足りなくて、道場メンバーで手探りしながらここまでやりましたので、結構時間がかかりました。

次回は、BTマニュアルのp. 17、5.3 Basic Navigationから続きます!宜しくお願いします。

※iRodsインストール時のエラーについてメモ

ちなみに、iRodsインストールの際(BTマニュアル10~11ページ)に、irodsパッケージ(https://packages.irods.org/)をダウンロードするところでエラーになりました(2021/11/05現在)。

$ wget -qO - https://packages.irods.org/irods-signing-key.asc | sudo apt-key add -

$ echo "deb [arch=amd64] https://packages.irods.org/apt/ $(lsb_release -sc) main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/renci-irods.list

$ sudo apt-get update  (←ここで実はエラーが出ていた!)

$ sudo apt-get -y install irods-server irods-database-plugin-postgres  ←ここでレポジトリにファイルがない、みたいなエラーが出た!のでインストールができず、時間がかかった。

そして上記のirods-serverとirods-database-plugin-postgresをレポジトリからダウンロードできないというエラーがでた際に、エラーメッセージをよく読んでみると、

(キャプチャがないですが「Certificate verification failed: The certificate is NOT trusted. The certificate chain uses expired certificate.  Could not handshake: Error in the certificate verification.」みたいなメッセージがでましたので、調べて、以下の「ca-certificates」をインストールすることでiRodsのインストールすることができました)

$ sudo apt install ca-certificates

こんなエラーが出ない方もおられました。特定の人のみ呪われてるのかと悩む夜でした...

蛇足のつぶやき:今回のブログ、内容があまり充実しておらず、失礼しました。実は、なぜこんなに進まなかったかというと...エラーが解決できなかったり、操作ミスでパスワードが変更されたのに覚えられなかったり、新しくサーバーに新しくiRodsをインストールしたりしたメンバーもいて(私です(-_-;))、あれこれ進まないことがありました。エラーメッセージが出た後、いろいろ調べているうちに、エラーメッセージが出なかったりもしているようで、まだ問題と解決策が明確ではないものもありますね。初心者にはむずかい!と思いつつも、「あ~できた、できてる!次、進もう!」という気分にもなるものでした。では、次回もよろしくお願いします!

 

 





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