2019年8月23日金曜日

【38】ArchivematicaのDIPをAtoMへupload(成功)

勉強会始まりました〜
しばらく間が空いたので、何をすればよいかすっかり忘れていますが、なんとかついていきます。

Archivematicaから生成したDIPをAtoMへアップロードするための設定がうまく行かず、ずっと苦労しています。今日は、前回から続いているRsyncがうまく動作しない問題から取り組みます。

マニュアルを再確認したい人はここ↓
AtoM DIP upload
https://www.archivematica.org/en/docs/archivematica-1.9/admin-manual/installation-setup/customization/dashboard-config/#atom-dip-upload

【実験1】
ずっと聞かないはずのPWを聞いてくるのは、そもそも2台のマシン間で会話ができる設定をする必要があったのではないかということで、以下のようにmaticaからコマンドを入れてみます。

$ ssh xxx.xxx.xxx.xxx

ここで、xxxはアトムのIPアドレスです。これを入力するとpasswordを聞いてくる。ここで最初につなげておけば、AtoMとmaticaのマシン間に会話ができるようになるはずなので、Rsyncで起きたエラー(AtoMへの接続のためのPWを聞いてくる)は解決できるのでは?

しかし、rsync error: unexplained error (code 255)が出て失敗しました。


実験2】
今度はAtoMのマシンに、ユーザーarchivematicaを作成して、PWを作成しました。(マニュアルでは、PWなしで動くサーバーの設定方法が書いてあります。)そして、maticaから事前に作成した公開Keyをコピーして、AtoMの指定されたフォルダに移動しておきます(場所はマニュアルを参照)。

その後、$ sudo passwd -l archivematica でPWをロック(受け付けない設定)しました。そのあとRsyncで会話ができるか確認します。

$ sudo -u archivematica rsync -av a archivematica@xxx.xxx.xxx.xxx

すると、PWを聞かれませんでした。成功です。

以前は前半でも書きましたが、ユーザーarchivematicaをPWなしの状態で作成して、すぐpasswordをロック(-l 設定)しており、コマンドで $ ssh xxx.xxx.xxx.xxx を実行すると、PWを聞かれていました。PWを設定してないのに、なぜ聞いて来るかがわかりません。設定してないので入力仕様がありません。そのマニュアルが以下の部分です。

$ sudo apt-get install rssh 
$ sudo useradd -d /home/archivematica -m -s /usr/bin/rssh archivematica 
$ sudo passwd -l archivematica

なぜマニュアル通りにするとPWを聞かれるのかわかりませんが、一応実験2でRsyncがうまく機能するようになりましたので、次に進みます。

次は、maticaからDIPを作って、先ほどの設定がちゃんと動くが試してみると、ちゃんとmaticaとAtoMが会話でき、DIPをuploadできました。ついに成功です!わーい!

※参考1
Ubuntuでrsshを利用する方法については、以下が参考になります。ここでも、一旦PWを作成して会話できるようにしてから、ロックするという方法が書いてあります。とういうことで、今回の解決方法は正しかったと思います。
https://www.thomaslaurenson.com/blog/2018/09/07/restricting-ssh-access-using-rssh/

※参考2
rsshとsshについても理解しておきましょう。
https://kazmax.zpp.jp/cmd/r/rssh.1.html

ということで、今日はここでやっと帰れるようになりました。笑

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次回は9月6日です〜
立教のAtoMとArchivematicaの同期をチャレンジします。
時間があれば、Alfrescoのダウンロードを行います。
https://www.alfresco.com/jp/thank-you/thank-you-downloading-alfresco-community-edition

ブログ当番やらなくてもいいので(笑)、時間のある方は来てくださいな~


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