2019年7月17日水曜日

【36】AtoM 2.5.1とArchivematica1.9.2のインストール

季節の変わり目でしょうか、本日は風邪でお休みの方が多くいらっしゃいました。お大事になさってください。

今回は途中まで進んでいたArchivematicaのインストールから再開です。
前回、メモリがずいぶん消費されて作業がスタックしておりましたが、原因はUbuntuDesktop18.04のupgradeの際、APT Snap機能が起こしたバグにあるようです。(Archivematicaに原因があるわけではないようです。)

sshやviエディタ、MySQL等の動作環境が準備されていることを確認して、ホストPCからArchivematicaのパッケージを仮想マシンへコピーします。実行!

...長い待ち時間の末、今回は無事にインストール終了しました。

仮想マシンのアドレスlocalhost:8000からArchivematicaのStorage Serviceへアクセスし、API Keyをコピーします。


...リボンがだいぶ張り出してます(↑白い部分しかスクロールできない...)。こういうときは、仮想マシンのディスプレイ設定を変更して解決しました(が、プロセスをメモするできませんでした。あしからず...)。

続いて、localhostからArchivematicaのメインのインターフェイスにアクセスしてアカウント登録を行います。このとき、Storage ServiceでコピーしてきたAPIを入力します。


あれ?Available Transfer Sourceに何も表示が出ていないぞ。AIPのStorage Locationも”No Available”じゃないか...よくよく確認してみると、Administration / General / Storage Service Userの名称が"test"のまま変更されていなかったことがわかりました。ので、先ほどStorage Serviceに登録した名称と揃えます。

どうやら、張り出しすぎていたリボンのせいで存在が確認できていなかったみたいです。皆さま、ディスプレイ設定にはどうかお気をつけください。


今回はコンテンツの管理用PCは別途用意する、という想定から仮想マシンの中にArchivematicaをインストールしました。一方、外からのコンテンツ閲覧を想定して、サーバ本体の中にAtoM2.5.1をインストールしました。

ArchivematicaとAtoMともに、今回無事にインストール相成ったので次回は2つのシステムをリンクしていきます。ArchivematicaのDashboardでの秘密鍵の作成と、AtoMへの公開鍵の交付が最初の作業になります。

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