暑くなってまいりました。
ビール飲んでから来る参加者も増えてきました。いい流れです。
本日は、Virtual Machine上のArchivematicaとホストマシンのAtoMをRsyncでお話しできるようにします。
まず、Virtual Machine上のArchivematicaを起動します。
IPアドレスを調べます。
<ちなみにブラウザがIEだと、ArchivematicaのダッシュボードでTransferの表示がうまく機能しない>。
今回、道場では初めてArchivematica1.9を確認しましたが、Access System IDが追加されていました。ここにslug(AtoM内のターゲットとなる記述のURL)を記入しておくと、transferするパッケージから作るDIPを自動的にAtoMに渡せます(事前設定は必要らしい)。
また、Transcribe SIP contentsという機能も入っていました。SIPの文書ファイルをOCR認識する機能のようです。TesseractというオープンソースのOCRアプリを働かせて文字認識させます。
これからRsyncの設定をします。
具体的にはArchivematicaでつくるDIPが、AtoMサイドのマシンの特定のディレクトリにパスワードなしでログインし、コマンドを展開できるようにします。
ややこしいのがAtoM側のディレクトリの名前もarchivematicaである点です。Virtual Machine上のArchivematicaと区別するためにブログではmaticaAtoMと名付けます(実際はarchivematicaです)。
環境設定の説明にしたがって、作業を進めます。
Archivematicaの方で公開鍵・秘密鍵を生成。
公開鍵をコピーしてmaticaAtoMに貼り付け。
AtoMサーバーで説明書通りにコマンドを実行。
chmod700でmaticaAtoMというユーザー以外何もできないという設定になる。
AtoMでの設定が終わると、ArchivemaricaのGUIで設定を行います。
今までRsync commandの項目を打ち込んでませんでした。
例はssh -p 22222 -l user。意味は次の通り。ssh:シェル起動コマンド、-p:ポート、l:ログインuserのネーム。
いつもの通りエラーが発生。
maticaAtoMのディレクトリとお話しできません。ArchivematicaとAtoMは倦怠期の夫婦です。
エラーメッセージをもとに、AtoM内の/tmp/tmpxxxファイルを開くと次のエラーメッセージが表示されていました。
Host key verification failed (code 255)
Rsync設定についてネット検索してここに従い
/home/archivematica/.ssh/authorized_keysのパーミッションを600に変更。
それでも失敗...
セキュリティ上 passwd -l archivematica (パスワード認証によるアクセス不可)としているが、
maticaAtoMにアクセスする際にパスワード要求されてしまう。
maticaAtoMのシェル設定ではrsshで入れるようにしたのに、困ったことです(シェルはここを参照)。
今回はここで打ち止めです。
後日のメーリスの議論でシェル設定が問題では?という話になりました。
/etc/shellsの設定
/etc/rssh.confの設定
/etc/ssh/sshd_configの設定
Ubuntu 18.04での設定
開発者のうちの一人のブログ
シェル設定が/bin/bashとなっていて現在の設定と違う
掲示板に出ていた同じタイプのエラー
です。次回はここの検討から始めたいと思います。
次回は
8/23(金)
です。
ビール飲んでも飲まなくても来てください。
2019年7月28日日曜日
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