早速ですが、今日はAtoMの日本語訳を頑張ります。
(実はこの日本語訳、結構ややこしくて、アーカイブズ学を学んだ身としては、よりよい表現を考えるようにしたいと思うところですが…)
AtoMに出てくる以下の標準に関連する部分をメインで話し合います。
ISAD(G)
- 3.2 context area:「来歴情報」という候補があったが、来歴(archival history)以外の記述も含めるので、来歴ではカバーしきれなくなる可能性があるのでは?
- 3.3.1 scope and content:範囲と内容 → 資料概要
ISDIAH
- 5.1 identity area 識別情報 → 名称等
- 5.2 contact area コンタクト情報 → 連絡先
- 5.3 description area 概要情報 → 概要
- 5.4 access area アクセス情報 → 利用案内
- 5.5 service area サービス情報 → サービス
- 5.5.3 pubic area 一般公開エリア → 一般利用可能な施設等
- 5.6 control area 記述情報 → 記述管理
→別のファイルになっているようなので、問題ないはず。
その他
- Eitity type 実体タイプ → 種別
- Actor entity type 主体者の実体タイプ → 種別
- Finding aid 検索手段 → 目録
検索手段が現状は一般的だが、目録が理解しやすい。また目録の形は幅が広いので、とりあえず目録で良いのでは?
※後日追記:Finding aidを目録と訳す場合、inventoryをどう訳すかが議論となりましたが、Finding aidは「詳細目録」、inventoryは「簡易目録」でどうかという素敵な提案が。 - Spread sheet リスト → スプレッドシート
- アーカイブズ期間記述の、アーカイブズ種別の語彙AtoMのManageメニューにあるtaxonomiesで削除したり、追加することができる。ここで作成された語彙が検索時にドロップダウンメニューに現れるのです。なので、現状のものを訳すのではなく、館に合ったtaxonomyを構築する必要がある。
- Function 機能 → 機能
- preferred label
AtoMのドキュメントを読んで確認してから決める。https://www.accesstomemory.org/en/docs/2.4/user-manual/access-content/search-atom/ (統制語彙の話かな〜)
※上記の変更については、ISAAR(CPF)に関連する用語も変更した。
かなり議論が白熱しました。やはりcontext area, Finding aidの訳は難しく(これはえ永遠の課題かもしれません…)、臨時的な訳にはなりましたが、一応今日やろうとしていた部分まで進めることができました。
ではでは、以上の変更を反映したAtoMのデモの時間です〜
そして、そろそろいい時間なので、確認して帰ります!
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お疲れ様でした!!! パチパチパチ(^.. ^ )/
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次回
会場変更のため未定です。
後日メールを確認してください。