2018年4月8日日曜日

Archivematica demoで遊んでみる

とりあえずサンプルデータで、数の少ない単純なものをつかって、複数回トランスファー→store AIPまでやってみた。最後に、test5で、backlogのSIPをarrangeするのを試してみた。2度ほど失敗(笑)。2つしかないobjectsを、新しいディレクトリを2つつくって一個ずつ入れてみた。しかし、Upload DIPのreviewから見ると、DIPのディレクトリ構造は変わっていない。

でも、METSではちゃんと分かれている。
-<mets:div TYPE="Directory" LABEL="objects">
-<mets:div TYPE="Directory" LABEL="object_jpg">
-<mets:div TYPE="Item" LABEL="Landing_zone-cbdfc906-ff07-443c-8b29-e4f96bcdf297.tif">
<mets:fptr FILEID="file-cbdfc906-ff07-443c-8b29-e4f96bcdf297"/>
 </mets:div>
-<mets:div TYPE="Item" LABEL="Landing_zone.jpg">
<mets:fptr FILEID="file-bb3bbfdb-88a5-4259-9406-f2d0c0767867"/>
</mets:div>
</mets:div>
-<mets:div TYPE="Directory" LABEL="object_others">
-<mets:div TYPE="Item" LABEL="MARBLES-31f507c7-bc3d-493a-9ca1-6235a588255e.tif">
<mets:fptr FILEID="file-31f507c7-bc3d-493a-9ca1-6235a588255e"/>
</mets:div>
-<mets:div TYPE="Item" LABEL="MARBLES.TGA">
<mets:fptr FILEID="file-0ab7311a-8564-4ce3-9d28-b99e29836af5"/>
</mets:div>
</mets:div>

AIPをダウンロードして見てみると、こちらもちゃんと分かれている。

ユーザーインターフェースで見えることと、システムの中で起こっていることとは違うということなのだろうか。うーむ。

何はともあれ、とにかくnormalizeされたファイルと、オリジナルのファイルと、サムネイルとがちゃんとAIPに入っていること、全体がbagitの定める通りの構造になっていること、そしてAIPとDIPのMETSは同じだということは自分でも確認できたのでよかったです。はい。

あと、METS structmapに出てくるFILEIDやLABELは、METSの中での関連づけや意味のわかりやすさのためにある属性で、具体的なオブジェクトの名前的なものではないようだ。オブジェクトは基本的にPREMISのobjectIdentfierで一意に識別される。当たり前といえば当たり前なのだが、あまりに情報量が多いので、心が揺れてしまう。

それから、スクリーンショットを取るならGoogleのアプリ、FireShotがおすすめ。どんなに長ーい画面でも一発でキャプチャーできます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/take-webpage-screenshots/mcbpblocgmgfnpjjppndjkmgjaogfceg?hl=ja

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