2020年5月8日金曜日

【55】ePADD (メールの移管を受けた設定での実験)

今日もZoomでやります~
道場の皆で、Dojoさんのうそのメールアカウントを作って、一週間各自Dojoさんとメールのやり取りをしました。今日は、それの移管を受けたという設定で、ePADDを利用し処理をしてみます。ウキウキ!

メールは、日本語ではテストができませんので、すべて英語のメールにしています。今日は、寄贈を受けたという設定なので、さっくり最後の一般公開のモジュールまで、進んでみることにします。

Appraisal Module
まずは、グーグルからメールをごっそりePADDへインポートしました。場合によては、ログインができないときがあります。理由は、おそらくグーグルの2段階認証が原因ではないかと思います。

→ この問題は、一度そのPCからグーグルにログインしたら、無事動くようになりました。(グーグルのセキュリティーは意外とちゃんとしていますね。笑)
それに、どうもchromeとは相性が悪いようです。Firefoxのほうがスムーズにできます。

ePADDに表示されるEntitiesの分析には時間がかかります。それに、日本人の名前は分析できていない模様(有名人はできた)。おそらくwikiの人物名を活用しているようです。

Appraisal Moduleは、寄贈する人またはアーキビストが行う前提のようです。なので、このモデュールで処理したものをエクスポートするとZIPが出るので、それをアーカイブへ提出する仕組みのようです。

Processing Module
エクスポートされたデータを受け取ったアーキビストは、ここで様々な資料整理を行います。メールに公開制限をかけたり、Entityを編集したり、lexiconを入力したりします。ここは、かなり時間が掛かるところだと思われます。要するに、100箱の文書がどんーと来たという状況の同じですよね。

Delivery module
閲覧室用。Processing Moduleで整理されたデータは、閲覧室で公開されます。しかし、Processing Moduleで制限をかけたものは読めません。

Discovery module
一般公開用。すべてのメールが、リストだけが見られるような形で、本文はすべて...で消され読めない状態です。メールアドレスも半分は表示されないし、URLも判読できない状態で表示されます。

全体的な仕組みとしては、Appraisal moduleを経て作成されたデータは、Processing Moduleを経て、Delivery Module用のデータとDiscovery Module用のデータとしてエクスポートできます。そのデータは、epadd-processing,、epadd-discovery、epadd-deliveryのフォルダーに夫々格納されていれば、ePADDの該当するModuleに反映されます。

なので、各モジュールは別の人が担当しても、各モジュールに必要なデータを次の業務を担当する人が受け取って、該当するフォルダーに追加すればePADDに反映されるので、モジュールに分かれていることが、最初は不便に思われましたが、なんだか便利な気もします。

今日は、これで何となくePADDがどのように動くかということがわかりましたので、これでePADDはとりあえずお終いにしたいと思います!皆さまお疲れ様でした!パチパチパチ!!!

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次回
5月22日(金)19:00~
Bitcuratorをもう一度掘り下げることになりました~


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