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2021年6月4日金曜日

【86】ArchiveSpace続編

 今日はEADを入れてみようの会です。本記事は久しぶりにH(2号)が担当です。

Yale大学が出しているUser Manualから、

Importing Records=>Importing EAC-CPF and EAD filesを確認します。

GitHubに、ArchiveSpaceのインポートガイドが掲載されているのでそこも参考にします。

1.EADファイルを準備する

 スプレッドシートの目録からEADを作成するのは時間がかかるので、AtoMにインポートしたデータをEAD作成してそれを試用することにしました=こういったことはすぐに浮かぶのが道場メンバーっぽいですね(笑

2.ファイルをインポートしてみよう!!

ツールバーの"作成する"=>バックグラウンドジョブ=>データのインポートを選択し、"インポートタイプ"プルダウンから"EAD"を選択し、Go------!!!!!

が、ここでエラーです!!!「道場」にはエラーが付きものとはいえ、毎回毎回…感嘆death…


3.エラーとの死闘編!~我々にスムーズという言葉はないのか~

エラーを調べます。GitHubを見るとArchiveSpaseで使えない文字が入っているのでは?ということでそれを調べてみたものの、検索では特に問題ない。ってことで、エラーメッセージを再度確認します。


"NoMethodError"/"NILClass"が確認できます。
それでは、Google先生に教えて貰いましょう!!
・・・う~ん・・・どう・・・だ?・・・ヒントがねええ!!!!!
それでは、EAD自体の確認をしましょう。
 いろいろと確認してみたところ、特に問題無いようですけど。。。新たな情報が!
 Bentley Historical Library Curation Teamの情報によると、EADは普遍性があるはずなのに、そうとも限らない?というケースがあると!!!なんじゃそれ!!!!そんなん探すの時間内に終わらないでしょ。。。
 改めて違うデータを入れてみたところ、違うエラーメッセージが!!


 これを見る限り、まずは"extents"と"dates"が必須とのこと!なので、AtoMに戻り、言われたように、該当箇所を修正しEADを作成!そして!
 GOoooooooooooOOOOOおおおおお!!!!
 が、やはり…エラ…ー…ん~。。。そこでファイルを検証するサイトがあるとのことで、試してみるも。。。問題はあるとはいうものの、解決出来ない!と。。。が、オペレーター担当が、先のサイトに直接ペーストしてみると、"Validate"!!!ってことは、ファイルの形式は問題ないということに。んじゃあ、エラー原因はなんだ??
 それでも信用しない我々!EADをAtoMに戻して(インポート)してみることに。結果は普通にインポート!では、このエラーはそもそも??ということで、

Error: <NoMethodError: undefined method `[]&#39 for nil:NilClass>
のエラーメッセージは、実は
Error: <NoMethodError: undefined method `[]` for nil:NilClass>
となることが。。。それで調べてみると、これは、EADではなくシステム上のエラーなのでは??という疑義が。どうだ??そうなのか??とはいっても、このエラーメッセージだけでは、どこに"[]"内のエラーにつながるバグがあるのか皆目見当が付きません。静寂(メンバー全員Google検索しまくり)のなか一向に答えが出ません。
 とはいえ、同じようなエラーが出ているケースは見つけられず。ってことはやはり、EADなのか??そこで、話を戻してAtoMにはEADにArchiveSpaceでは想定していないタグが入っているのでは?という仮説が!そこで、

AtoMでDACS形式で入力することとし、その上で必須項目のみに。
結果エラー!!内容は、やはりExtentが無いと。
EADを調べてみると、AtoMで"Extents”に入力したものが、"physdesc"のタグに入っていることが発覚。ってことで、これを"extent"を足すことに。

そして。。。またもやエラー!!!
もう無理!!!ギブアップ!!!
最期に出たエラーをさらして終わります。。。
誰か、詳しい人いますよね!!我々の骨を拾ってください。


次回は、6月18日です。

2021年5月22日土曜日

【84】ArchiveSpaceの機能を試す

今日もArchiveSpaceの続きです〜
まず以下でArchiveSpaceを立ち上げます。環境によっては立ち上がるまで少し時間がかかります。




前回、menuの変な日本語訳でかなり盛り上がりましたが、ArchiveSpaceの翻訳はGoogle翻訳だそうです。私もGoogle翻訳さまさまにお世話になっていますが、このような専門的なSWでは無理がありますよね。少し納得です。

今日は前回と同様、イエール大学のマニュアルをみながらやってみます。
https://docs.google.com/document/d/1DI_7YNZy-RcjQ9hpMMbxJEkHFpYndzmDoG3ylOc38BY/edit

デジタルオブジェクトの登録(p.90〜)
まず試すのは、Digital Object Recordsの登録です。
試しで写真を1枚登録してみます!
  1. Toolbarから「作成」をクリック
  2. デジタルオブジェクトを選択
  3. タイトルやID、フォーマット、利用制限などの項目を登録
  4. 保存

順番は難しくないですが、入力する情報が結構色々あります。次に、画像を登録しようとしましたが、写真の画像をとこでインポートするかが分かりません。探してもそれらしいメニューが見当たりません。そこで、ハット気づきました。これは、「メタデータを管理」するシステムであることに。(・・;)

ArchiveSpaceはどうもAtoMのように画像そのものも一緒に登録するものではなさそうです。そこで、マニュアルを再度読んでみると確かにそうでした。おおおお〜これは予想外の展開です!

こうなると、デジタルオブジェクトを保存するサーバー、メタデータ管理システム、閲覧システムの三つを組み合わせないと一般公開ができないということになります。管理上では理にかなっていますし、大量のデータを扱う機関では当たり前のシステムですが、貧乏な機関には三つの機能を(不完全ではありますが)ある程度提供するAtoMの方が導入しやすい気がします。

画像はArchiveSpaceとサーバーをつなげてURIなどを登録すれば、サムネイル画像が表示されるようですが、我々にはつながっているサーバーもURIを付与したデータもないので、試しようがありません。なので、はい〜つぎつぎ〜〜

階層を持つ資料の登録

さてさて、我々アーキビストには階層を持つ資料の登録が気になります。ということで、階層レベルの記述ができるかを試してみます。

作り方は簡単で、メニューのAdd Child、Add Siblingをクリックして階層を作成します。そうすると、コレクション、ファイル、アイテム(日本語は「項目」となっている。笑)の順で階層が作成されます。いいじゃないの〜

(子供とかでつくっちゃってごめんなさい!)

膨大な量の資料登録には、CSVテンプレートが必要なので、テンプレートから登録できるかも試します。しかし、適切なCSVテンプレートはなさそうです。

↓ここを見ると、テンプレートが色々ありますが、どうも階層の資料を登録できるCSVテンプレートはなさそうです。

Migration tools & data mapping

しかし、エクセルをEADに変換してからArchiveSpaceへ登録するのが主流でしょうか。以下では様々なデータ形式の変換方法があります。EADへの変換はもはや人間がやるものではなく、機械でやってくれるので、それならできる気がしますが… oXygenエディターでできるみたいなのでぜひお試しあれ。(うん?なに?やらないよ。各自やってみて〜 笑)

Yale Archival Management Systems Committee: Excel to EAD

はい〜つぎつぎ〜

保存場所の登録(p.46)
今度は、保管場所との関係が気になるので、46ページ、Container Profile Recordsを試します。ここは若干概念などが理解できず時間がかかりました。

保管場所の管理には、場所(location)、トップコンテナ(top container)があって、各自にプロファイル(詳細な内容)を登録します。そうすると資料を登録する際の「インスタンス」という項目から紐付けることができます。


しかし、ここで議論になったことは、「トップコンテナ」とはなんぞや!ということでした。
トップコンテナについては以下に説明があります。

University of Denver Special Collection Processing Manual

上記によると、
Top Containers are used in ArchivesSpace to describe physical, circulating items. They are the same as item records in the library management system. ArchivesSpace draws a distinction between the physical aspects of containers (e.g. their profile, barcode, and location) and their archival aggregate aspects (e.g. the archival resources they contain). The former are recorded on the Top Container record; the latter are recorded on one or more Archival Object records describing the container’s constituent archival resources.

だそうです。あは!そうか!
うん?なに?本当にわかった?
しらねーよ。上に書いてあるとおりだよ。¯\_( ͡❛ ͜ʖ ͡❛)_/¯

でもとにかくやってみました。作成はいつもToolbarにある「作成する」から選択すればできます。


こんな感じで入力します。

スペース計算機というのがあって、保存場所の高、幅、奥行きを入れれば面積を計算し、どれくらいのものが入るかの計算ができるみたいです。単純な計算と実際の場所の使い方は異なるし、箱の面積も入れなければ計算ができないという面はあるけど、うまく使うと役に立ちそうです。

コンテナ管理関連では以下のページが詳しいです。

Yale Archival Management Systems Committee: Container Management

ArchiveSpaceとAtoMの違いのひとつは、ArchiveSpaceには図書館や博物館の資料を登録することも考慮されているので、トップコンテナのようにアイテムとしての資料を管理する際の物理的場所の管理に階層の概念が現れていることかなと個人的には感じました。我々AtoMばっかりやっていて、この部分は若干カルチャーショックを受けた部分でもあります。でもとても良い勉強になりました。

ArchiveSpaceの今までのユーザーコミュニティの実績は、以下のように沢山蓄積されています。お時間のある方はぜひ勉強して教えてください〜(うん?私はちょっと忙しので…苦笑)

Community Generated Resources
https://archivesspace.atlassian.net/wiki/spaces/ADC/pages/16449557/Community+Generated+Resources

今日はここまでです。では、またね〜 (•◡•) /

========================
次回は、6月4日(金)です。
EADをArchiveSpaceに入れてみます。


2021年5月8日土曜日

【83】ArchivesSpaceのインストール

本日からArchivesSpaceにチャレンジします。概要はこちらhttps://archivesspace.org/about/mission

インストール

今回はVirtualMachineのUbuntu 18.04にインストールします。

Ubuntu 18.04は、最新バージョンにアップグレードしました。

sudo apt-get update

インストールのマニュアルはこちら。

https://archivesspace.github.io/tech-docs/administration/getting_started.html

Javaをインストール

sudo apt install openjdk-8-jdk 

https://github.com/archivesspace/archivesspace/releasesから、v2.8.1のZIPファイルをダウンロードして展開したディレクトリをホーム直下に移動。

cd archivesspace

./archivesspace.sh

これで完了。

http://localhost:8080/ でthe staff interfaceに入る。目録作成のスタッフ用。

http://localhost:8081/ でthe public interfaceに入る。一般閲覧用。

英語から日本語への切替

言語切替は、コンフィグファイルで設定する。

archivesspace/locales/ja.ymlで日本語の訳語設定を確認できます。


archivesspace/config/config.rbで使用言語を決定します。

一応元のファイルを名称変更してコピーしておきます。

 cp config.rb congfig.rb-origin

config.rbの内容を変更していきます。

AppConfig[:locale] を変更します。

AppConfig[:locale] = :jaとしてコメントアウトを外しました。

続いて、AppConfig[:frontend_url] とAppConfig[:public_url]を変更します。

 


ともに「 = "http://ローカルのipアドレス"」と記入し、コメントアウトを外します。

日本語になっているかを確認します。

./archivesspace.sh startで再開。

http://localhost:8080/とhttp://localhost:8081/ が日本語になったことを確認。

ArchivesSpaceのテスト開始

マニュアルを探したところ、イエール大学のものが見つかりました。

https://docs.google.com/document/d/1DI_7YNZy-RcjQ9hpMMbxJEkHFpYndzmDoG3ylOc38BY/edit

リポジトリの記述を作ります。リポジトリはアーカイブズ[機関]のこと。

必須項目の2つを入力します。

短縮名 ISD

リポジトリ名 入澤道場

もう一つ作る。

短縮名 HR

リポジトリ名 平野道ラボ

「道場」でキーワード検索すると、入澤道場のみがヒットしました。どうやら日本語の辞書が入っているような気配を感じます。

次に受託(Accession)資料群「橋本文書」を作成します。偽書です。

受託は、資料群の受入時点で作成する記述です。

作業中に意味不明な日本語訳がいくつか見つかります。https://github.com/archivesspace/archivesspace/blob/master/common/locales/ja.ymlによれば、多くの訳語は、Google翻訳で作成されたとのこと。

例えば、スポーン。元々の英語表記はSpawnで、受託記述をコピーして、リゾース記述にペーストできる機能を指します。リゾース記述は、アーカイブズ記述のことです。

続いて、抑止。これは、suppressでアクセス制限のこと。ほとんどのユーザー(記述編集者含む)には表示されなくなります。

日付などの項目にもざっと記入しました。

その後、「橋本文書」をスポーンを使って、リゾース記述とし公開に設定しました。

リゾース記述を終えたので、エージェント記述の橋本を作成。エージェントは、アーカイブズの作成者のことです。

ちなみに、エージェント記述を作ってリゾース記述とリンクさせる、必須項目を記入するといった処理を済ませておかないと、保存時にエラーがおこります。


最後に、一般公開用のthe public interfaceで公開設定にした記述がどう表示されているのかを確認します。どういうわけかエージェント記述しか確認できません。

リゾースを保管するレポジトリ記述が非公開になっていることを思い出し、これを公開したことで、一般ユーザーも見れるようになりました。


次回は、5/21(金)19:00〜です。

この続きをやります。


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